movies: 2008年12月アーカイブ
作品の端々に散りばめられたガジェット類やSF的光景から察するに30代~40代のSF者が作り上げた作品なんだろうな、って気がするのは私だけでしょうか。そういう目で見ると、作中で描かれた世界も、その辺りの世代が成長と共に接してきたテクノロジーばかりが残っている気がするし、後半の「世界の運命よりも大好きな一人」を優先させちゃうってシノプシスすら、その辺りの世代のSF者の夢っぽくてニヤニヤしてしまうというか...なんという「おっさんホイホイ」。
それはさておき、あの音、何故Quadra(たぶん840AV)を選んだんだろう?
インタビューと当時のフッテージがメインなので、"Apollo 13"や"From the Earth to the Moon"に比べたら大分地味な印象を受けられるかも知れませんが、実際に月を間近に見てきた宇宙飛行士たちの体験談は大変面白いので、興味のある方は是非。
In the Shadow of the Moon
各宇宙飛行士が「月に行く前」と「行った後」の自分の変化を語るシーンで、正直なところ宗教観を語られてもあまりピンと来なかったんだけど、唯一「月から見たら地球は『エデンの園』だ」って言葉はすごく腑に落ちた気がします。その言葉の内には「だからこそ人間は外を目指さなければならない」って気持ちも込められているんじゃないのかな...なんて思ったり。うーん、SF!
ザ・ムーン
日本では来年1月16日から公開。
大ヒット映画「252」にダメ出し?手塚監督「救難団を呼んだら良かったのに」とポツリ
妙にツボにハマってしまった。