bicycle: 2007年12月アーカイブ
いつものように自転車で走っていたら後輪の方から「カン!カン!カン!」と聞きなれない音が。枯れ枝か何かが後輪とブレーキの間に挟まったかな?と思いつつ、とりあえず降車してブレーキ周りやホイール全体を目視で確認したところ特に異常無し。続いてタイヤ部分を撫ぜながら確認していくと…ん?サイドウォールに直径1センチぐらいの丸くて白くて平たいものが貼り付いていました。シールかな?と思い取り除こうとした瞬間「プシューッ」と嫌な音が。なんと鋲畳の鋲が刺さっていました。若干浮いていた鋲の頭がシートステイにぶつかっていたのが音の原因だったようです。
とはいえ替チューブ、タイヤレバー、携帯用インフレータ(ポンプ)は常に持ち歩いているので然程大事では無いのですが、連れを待たせてしまうのが申し訳ないなぁ…とか思いつつ、とりあえずフレームからリアホイールを外していたところ、道の反対側を自転車で走っていた女性が降車してこちらにやってくるではありませんか。何事かと思ったら、なんでもMTBに乗っていて、パンク修理は未経験なので後学の為に横で見させて欲しい、とのこと。パッチあては意外と難しいけどチューブ交換なら誰でも3回やれば確実に要領を覚えられるので、とりあえずタイヤの前後ローテーションとかで練習しておくと良いですよ…と自分が以前受けたのと同じアドバイスをしつ つ、さっくり交換して終了。今思えば手こずって時間を延ばした方が得策だった気もしたけど、手際良さそうに見せたいじゃん!こういう時って。
それにしても、出かける直前に読んでいたのがパンクしたタイヤを替えた話だったのが何ともシンクロニシティ。ちなみにビードの硬いタイヤはパークツールのヘビーデューティタイヤレバーみたいな金属製レバーを使っちゃうのが一番ラクですよ。ただし慣れないとホイールにすぐ傷をつけちゃいますが。
というわけで大垂水を登っている最中にポツポツ始まった雨は、相模湖を過ぎて津久井湖に抜けたあたりから徐々に本降りに。とはいえ西の空は徐々に晴れつつあったので橋本で30分ほど雨宿り。さすがに冬の雨でずぶ濡れにはなりたくないもんなぁ…
とはいうものの、さすがに路面が乾くまで待っていたらキリが無いので小ぶりになったところですぐに走り出しましたが、おかげで背中は後輪の水はねをしっかり受けてしまいました。上着は先日から使い始めた2XUのメンブレンジャケットのおかげで殆ど水が入って来なかったんですが、ビブタイツは水を防ぎきれず徐々にパッドがびしょびしょに…うぎゃー。この辺りも考えて「防風&防湿」なウインドストッパー系の素材を使ったタイツ買おうかなぁ。エチュオンドのやつとか。高いけど。
ちなみにコースは尾根幹→相模湖→津久井湖→尾根幹。これをケイデンス100~120で走ると私なんかは結構ヘトヘトです。あと今日みたいに12時過ぎに出発しても日没までに(街灯が整備されている)尾根幹へ戻って来られるのもポイント。凍結で大垂水以西が走れなくなったら尾根幹を2往復…かな?
サイクルコンピュータの調子が悪いのでリセット前にメモ。さすがに年内に10,000kmは無理かな。
とある映画で良い坂を探している…って話を耳にして、あの坂なら撮影車が伴走しやすいんじゃないか…とか、でもあの作品なら話の内容的にはあの辺りで撮るべきだよなぁ…とか、エキストラ募集しないかなぁ…とか色々妄想しているうちにじっとしていられなくなり、思わず帰宅後にタイヤのローテーション(荷重がかかる分だけ減りの早い後輪側のタイヤを前輪側と入れ替える延命法)とか始めてしまう深夜2時。
上りで必至にもがいているところをバイクから冷徹な視点で…とか、リアディレイラーなめでギアチェンジのメカニカル感を…とか、下りの疾走感を頭上から地面スレスレに渡したスパイダーカムで…とか、想像しているだけで丼3杯はいけそうな勢いです。
店頭で何度か見かけたことがあったけど、なるほど…そういうものだったのか。
Io Dupont Power Cordz
特殊な繊維を使ったブレーキ&シフトワイヤー。一般的な金属製ケーブルに対するメリットは圧倒的な軽さ(通常2本で40g程度なのに対して9g)と潤滑剤が不要なほど滑らかな表面加工がもたらす摩擦感の無さ。アウターケーブルやアウターキャップを選ぶ…とか、ブレーキ/ディレイラー側の固定法が独特…など気をつけなくてはならない点が多々あるみたいなんだけど「潤滑剤いらず」はちょっと魅力的。もっとも値段が値段なので(1セット2本で7千円ぐらい)「ちょっと魅力的」程度じゃ到底手が出せませんが。
東京湾の水上バスって自転車も畳まずに乗れるんですね。
というわけで本日はモールトンでお台場・晴海方面をぐるぐる。もんじゃ、おいしゅうございました。
それはさておき、以前からモールトンのフロントホイールを(現在のものとは別に)シュミットのハブダイナモで組んで、ライトを大口径&電球化したいなぁ…と考えているものの、現在使っているDuraAceハブに比べてどのぐらい回るのか?という点と、常に発電機の負荷がかかるんじゃないか?という点で二の足を踏んでいたんですが、今日そのシュミットのハブダイナモを使われている方がいらしたのでちょっとお借りして乗せてもらったところ、通電時しか発電機の負荷はかからず、非発電時は殆ど抵抗を感じない(かなり良く回る)ことが判明。これはもう買うしか!?
暗くなるまで待って、灯りが点る姿も見せてもらったんですが、やっぱり明るく照らす電球色の灯火はモールトンにとても似合っていました。もっとも発電時は(回転に対して)それとわかる程度の抵抗を感じるんですが、あの灯色&光量とのトレードオフなら全然アリです。ううむ。