booksの最近のブログ記事
「ハイドゥナン」の藤崎慎吾さんのSF短編集。「脳活動パターンから知覚映像を再構成する実験中に偶然籠城事件の現場に迷い込んでしまった被験体のネコをモニタしていたら...」って内容の「猫の天使」は「虚空を見つめるネコの視線の先には実は...」ってのがカギになってくるのだけど...もうちょっと複雑な仕掛けが欲しかったかも。逆に同じくストレートな話ながら、星間レベルで身体を適応させてしまった新人類を描いた「コスモ・ノーティス」や、会話する石と出会った画家の半生を宇宙規模で描いた「星窪」は、そのストレートさがむしろ爽やかに感じられて心地よかったり。
それはさておき、ちょうど読み終わったところでこんなニュースが。
産経ニュース:夢を映像化!?脳内画像を脳活動から再現
ATR研が本当に脳活動パターンから知覚映像の再構成することに成功してしまったらしい。すごい!
「皇国の守護者」の続きは...無いのかなぁ。伊藤さんの絵で読みたい!って人は私だけじゃないはず。
ジャンプスクエア 伊藤 悠先生 直撃インタビュー 完全版
なにはともあれスピリッツ12/22発売号から始まる新連載「悪霊(シュトヘル)」が楽しみ。
今回はフィオナさん以降の「月で生まれた世代」が主役の話。「水惑星」シリーズに入ってからどんどんスムーズになっていく語り口を見ていると、セリフと絵がイマイチ噛み合っていなかったり、説明不足に感じられる部分が多々あった昔がちょっと懐かしい気がしないでも。:P
なにはさておきフィオナさん渋くなったなぁ...というわけで環水惑星年代記を読み返してみたんだけど、うーん、やっぱり大分読みやすくなっている気が。
あっけなさすぎるファーストコンタクト、人間の生と死の境界線、宇宙ニート(笑)、不老不死への戸惑い...と盛りだくさんなSF短編集。
特に面白かったのは事故によって脳以外の機能を失った女性が外部とのコミュニケーション手段を得ることで生まれた新たな人生を描いた「Live me Me」。義体信号で脳としての機能を保っていたはずなのに実は...という部分は瀬名秀明とかシロマサ好きならニヤリとする人が多いんじゃないかな。あと最後の「アルワラの潮の音」は、「南海の海洋民族」とか「謎の巨大生物」とか「時間渡航者」なんて感じの大時代SFっぽさが、他の作品とは違った風味を楽しめて面白かったです。こちらは別作品のスピンオフらしいので本編を読むのが楽しみ。
きっかけと呼ぶにも些細なきっかけで手に取った本が、すごく面白くて、しかもあっという間に読み終わってしまい、おまけにその本が、魅力的な主人公たちに出会えた「嬉しさ」と、そんな世界に自分も登場人物の一人として生まれてこなかった「寂しさ」と、でも自分の周りだってそれなりに魅力的だよな...なんて、まるで昼間の暖かさと昨日までの冷気に加えて微かな甘い香りが入り混じった春の夜の大気のような読後感を残していくようなタイプの本だったりすると、本好きにとっては最高のご褒美な気がします。
というわけで、今年の夏頃に自分が観たか読んだ(そして面白かった)何かについて書かれた感想の一つに「加納朋子の『掌の中の小鳥』みたいだ」と書いてあるのを見つけて興味を覚え、すぐさまアマゾンに注文したものの、以来ずっと仕事場の机の上に忘れたままだったのを先日ようやく読んだんですが、ミステリーというよりは、誰かの為に用意した手品が一杯詰まったトランクみたいな洒脱でチャーミングなお話でした。手品なので、たとえ一度謎を解いてしまった後でも、次はその手さばきに注目しても面白いし、それとも、その手品を見せる相手のリアクションに注視してみるのも悪くないかな...と。
きっかけっていうのはね、つまらない偶然プラス、ちょっとした作為だってことさ。
それはさておき、その「『掌の中の小鳥』みたい」と書かれたものが何だったのか未だに思い出せません。
ああ...気になる気になる。
ラ○ュタは本当にあったんだ!
というわけで最初にアナウンスされてから8年目にしてようやく入手。早速ページをめくってみると、キャラデというだけでLDを買ってしまったアレとか、連載時のスクラップを後生大事に取ってあるのに新装版が出る度に買い直してしまうアレとか、デザイン画見たさにツテを頼って(以下略)したアレとかアレとか、読みもしないのに表紙目当てで買ってしまったあんな雑誌...って、あれ?載ってないぞ!?と思ったら、
【龍骨】未収録の作品をまとめた補完版(!)画集が発売決定:【龍骨:紅琥珀】【龍骨:碧瑠璃】
...足下しっかり見られてます。いいんです。慣れてますから。
文庫で復刊した「まるいち」の作者インタビュー。
「しお少々」が伝わるロボットが欲しい ~ 『まるいち的風景』柳原望さんインタビュー
もし続編があるなら、対抗製品を登場させて、そこに込められた設計思想の違いやユーザーの要望の幅広さ(そして「まるいち」の基本設計の高さ)なんかも描写して欲しいな。あれだけのテクノロジーが存在する世界であれば「実体を伴わない使役機械」も出てくるだろうし。それこそ「モナ・リザ・オーヴァードライブ」のコリンくんみたいなエージェントとか。
それはさておき
TIME Asia: GizmoLand!: Maruichi's Tea Time
お、これ初めて見た。
ニコ動でDS-10関連を漁っていて見つけたDenkitribeさんのリアルタイム演奏の見事さに驚きつつ、以前見つけて非常に気に入っていたこちらの歌と同じ作者だったのか!と更に驚き…なんて流れで歌を聴いていたら無性に読んでみたくなったので、今更ながら手にとってみました。
よくUNIX系の雑誌で連載記事を拝見していた結城浩さんの小説…ということで以前から気になっていたものの「きっと何か面白い本に違いない」という直感で、どういった内容なのかは一切見ないようにしていたんですが、まあ、どんな内容かを想像するぐらいならいいかな?ということで、たとえば男子高校生が同級生の不思議女子から数学で謎かけされたり、後輩の女子に数学の手解きをしたり、行く手をふさぐ難問に、共に手を取って立ち向かったり…なんて話だったらサイコーね!とか密かに妄想していたところ…うひゃっほう!
この夏は、この二冊を持って旅行に出かけたいな。
部屋の片隅の3ヶ月分の山(合計50冊)を早急にどうにかしないと、次は6か月分だからなぁ…
というわけで少しずつだけど積読消化。
相変わらずの物語の密度の濃さに呑まれまくり。目の芝居とか情報量凄いよなぁ。
こちらはテンポに呑みこまれる感じ。コマ割りとセリフのテンポなのかしら。
女子キャラがたくさん出てきて話をわちゃわちゃさせるような話が読みたい…って時にもってこいのマンガ。いつも楽しみにしている映像技術系ブログに珍しくマンガネタが書いてあって(マンガネタは多分これと「群青学舎」しか無かったはず)、だいたい似たような感想だったので以来ずっと気になっていたのだけど、なるほど確かに。虎子さんみたいなのに日々をかき回されるのはヤブサカではないかも。んでもってトーマかわいいよトーマ。アニメ版では誰が声あてるんだろう。坂本さん?
相変わらずヘタレな塚田君に涙。まあ正念場で天然っぷりが発動しちゃうリカさんも悪いのだけど。
…そして依然聳え立つ積読の山。(涙)
たまたまテレビ点けたらダメそうなアニメをやっていて、何がダメすぎるって、オープニングのテーマ曲があまりにベタすぎて、もしかしたら岩崎琢?にしてはベタすぎるなぁ…と思ったらかの香織だった瞬間全てを理解したというかなんというか。こういうダメさには弱いんだよなぁ…
雨なので電車で出勤、というわけで世界樹タイム。25階に辿り着いたその足でボス戦に挑んでみたところ、あっという間にパーティ全滅。ソレパメアのパーティで誰も封じ技が使えないので辛すぎます…というわけで慌ててレンジャーさんにエイミングフットを覚えさせて再挑戦。基本は大爆炎の術式→チェイスファイア→シールドスマイトで地味に削りつつ、アザーズステップでメディックさんを呼び出して医術防御&エリアキュアIIさせながらトリックステップ&エイミングフットの合間にサジタリウスの矢。レンジャーさん大活躍で辛くも勝利。ふぅ。
残るは第6階層&未消化クエストの山…IIを始めるのはまだまだ当分先になりそうです。
読めば読むほどゲームがやってみたくなる。上手いな!
社長が訊く『大乱闘スマッシュブラザーズX』
なんだこの恋人同士みたいな会話…というのはさておき、
「オレがプログラム書くから、企画、書きな」
元社長カッコよすぎ…
で、昨日は保温マグ片手に電車で帰宅。実は先週「世界樹の迷宮」がようやく最初のステージのボス戦「一歩手前」に到達したので、今日の帰りの電車で決着つけよう…と朝から以下略。
それはさておき、私はこの手のRPGを遊ぶ時って「そのステージをクリアするのにどのレベルまで育てればいいのか」を気にしちゃうタイプなので、たとえば「このボスには○○を使わないと勝てないけど、それを習得するには必然的にレベル××が必要」とか「あるタイミングで発生する特定のクエストをクリアするにはレベル○○が必要」みたいな親切イベントが用意されていると非常に助かるわけですが、「世界樹の迷宮」ってその辺りはかなり不親切なので大変苦戦しています。とはいえ、じゃあ、そのせいでツマラナイか?というとむしろ逆で、この「やってみないとわからない」感が面白かったりして、なんていうか、こういうのを見ると、ゲーム作りって難しいんだろうなぁ…と思います。「世界樹の迷宮」は狙えるパイが決まっている(=限られている)からこそ、こういう(ある意味)荒削りなアプローチを取れるんだろうけど。
というわけでボス戦の方はなんとかクリア。どうやら第2階層はバッドステータス系の攻撃してくる敵が多そうなので、うちのメディックさんにも早く(戦闘中の)毒や混乱からの回復を覚えてもらわないと。それから、それから…
普段ほとんどゲームはやらず、たまに遊んでも難易度は「サモンナイト」シリーズやFFTAぐらいが関の山…という軟弱者なので、「世界樹の迷宮」の容赦の無さに早くも泣きそうです。もう何度パーティ全滅したことやら。でも面白い。
積読になっていたマンガを消化して、これでようやく積読の小説に手をつけられる!と思いきや、
今月末は出すぎだよ…
確か来月も1冊出るんだよね。1年に2回もkashmir先生の単行本が出るなんて大丈夫なのか?この国は。
芳文社 (2007/11/27)
それはさておき「うちは生きてるオウムはちょっと…」で不覚にもツボにハマってしまったのはヒミツ。
ああ早く
ボックス届かないかな。
あまりに急すぎる連載終了は非常に残念だけど、でも面白かった!お姫様のくだりでサービスが過ぎるのではないかと読んでいるこちらが心配になるほど遊んでおいて(特に新城クンの「ええい、言ってやる、教育してやる」とか)決めのセリフは持ち前の画力でビシッと固める…これで最終巻なんて本当に勿体無い。
集英社 (2007/11/19)
伊藤さんの次の作品が早く読めるといいな。
ピザハット「マリア様がみてる」タイアップキャンペーンが決定!
どうせやるならトッピングもそれっぽく。銀杏とか。
先日、紀伊國屋書店のコミックフロアで探しものをしていた時のこと。偶然後ろのBL棚を囲んでいた女性4人組の会話が耳に飛び込んできたんですが、
「どっちが受けなのか確かめる為に(封を)開けてもらうのは気が引けるよね」
「でもそこが一番重要だし」
「私そういう時は開けてもらうよ」
会話の内容が微妙に生々しくて、思い出す度に何とも言えない気分になっています。
フロンティアワークス (2007/08/22)
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楽曲の手練た感じがもしや…と思ったらCampanellaの人だったのか。道理で。
鬼隠し編~祟殺し編をやってみて「伝奇モノなのかー(なら別にいいや)」と続編を追っていなかったんですが、なんとなく録画しておいたアニメ版の「解」を観たら、ええ、えええ、えええーっ、そういう話だったんですか!
ひぐらしのなく頃に解
ああ、もう、この手のループネタは大好物ですよ。
メディアワークス (2007/09/27)
ソフトバンククリエイティブ (2007/09/21)
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屍肉の話はじんわり怖かった。彼女の心の深淵に静流さんはどう立ち向かっていくんだろうか。
少年画報社 (2007/09/28)
夢と希望を抱き続けない限り「夢も希望もない」世界で、夢と希望を打ち砕く大波が「嫌になるほど」何度も押し寄せる様をひたすら描いてきた本作もようやく完結。
「今日もアニメが仕事」「そして明日も」「私があきらめるまで」
うわぁ。最後まで石田節。
集英社 (2007/09/19)
ストーリーだけを取れば青年誌にありがち(というか王道パターンの寄せ集め的)な展開なのに、キャラクタ達にどこか「この先どう動くかわからない」感が漂うのは何故だろう?
http://www.kamosuzo.tv/
アニメーション製作:白組へーっ!
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198507430/hotchpotch-22/アニメ版と違って各々の内面が克明に描かれているので、同じ世界を描いているのに全く違った趣です。 特に「心の内で不安を語るイサコ様」なんてアニメじゃなかなかお目にかかれそうも無いので全国の1千万イサコ様ファンは是非。ところで初っ端からアニメでは未だ言及されていないようなギミックが多々語られているんですが、これらはいずれアニメの中でも取り上げられるのかな?もしアニメ版で、説明の無いままある日突然(小説版の冒頭で説明されている)「季節の終わり」が訪れたらきっと泣いてしまうと思う。いや絶対泣く。そういう意味ではアニメ版の終わりを見届けてから小説版を読んだ方が良いのかもしれない。あと小説版の冒頭に書かれているメガネの説明を読んで、もしかしてメガネはいかにも子供受けするガジェットのように見せかけて「子供の頃は見えたのに大人になると見えなくなってしまった世界」を大人たちにわかりやすく説明する為のギミックなのかもしれないなぁ…とか思ったり。だとしたら大成功なんだけど。 アニメといえば12話「ダイチ、発毛ス」でイサコ様サイドには何も起こらなかったけど、あれは、あの事件が単に探偵局サイドの各人のメガネに発生した異常に過ぎない、という部分を強調する為にイサコ様サイドを登場させなかった、ということでもあるのかな。まあ「文明の興廃」でしんみりしたり、ヒゲ生やしながら怒鳴り込んでくるイサコ様…ってのも違う気がするケド。いずれにせよイサコ様は我らが女王にしてクール&ビューティ担当なのでヒゲ姿などあってはならんのですが。それはさておき凄い話でした。あれだけ洒脱でジュブナイルなSFはなかなか観れないぞ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150411352/hotchpotch-22/
もしパイロットにリラックスする時間があれば、そいつは何かを忘れている。宇宙旅行会社の懸賞に当選した主人公。しかし乗っていた宇宙機のパイロットが軌道上で急死してしまう。地球への窓が開かれるのは残り4回。果たして主人公は無事地球に帰還することが出来るのか… というわけでSFだと思ったら航空小説プラスαでした。プラスαの部分がちょっと意外な展開で面白いんですがSFというよりは「電車男」の方が近いかも。でも主人公が乗っている宇宙機(スペースシップ・ワンが元になっているのだけど、あちらが宇宙の玄関をピンポンダッシュしてくる弾道飛行しか出来ないのに対し、本書に登場する宇宙機は地球周回軌道が行える正真正銘の宇宙機)の操作手順はちょっとSFかな?
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087203956/hotchpotch-22/当事者が綴るGRAPE開発秘話…って、どこかで見覚えのある名前だと思ったら伊藤智義さんって「ブレインズ―コンピュータに賭けた男たち」や「栄光なき天才たち」の原作者ですね。最初知らずに「ずいぶんと語り口の滑らかな人だなぁ」と思いながら読んでいたら…騙されました。ちょっと悔しい。:)
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50875920.html書いてある内容全てに合点がいった自分に絶望した!
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4091883672/hotchpotch-22/「敵女幹部」キャラな横山センセーが「敵眼帯女幹部」キャラになって還ってきた!ひいぃ…怖いよぅ… 帰国後の琳も一見明るい表情の片隅に微かな狂信者っぽさを感じさせて、ちょっと怖い…という意味では今回はしょう子が主役なんだろうな。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000SSQ57Q?ie=UTF8&tag=hotchpotch-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B000SSQ57Qなんじゃこりゃ。Penにしては出色の宇宙特集。 「世界の歴史的ロケット比較」とか折りこみページでやられると、それだけで涙モノ。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4197202512?ie=UTF8&tag=hotchpotch-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4197202512事務所で「最近ロマンアルバムとか見ないよね」とかいう話をしながら読んでいたら実はこの本がロマンアルバムでした。薄っ!小さっ!
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4088772822?ie=UTF8&tag=hotchpotch-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4088772822「恋とHは別」を標榜するモテ男子が初めて恋に落ちた相手は深窓の令嬢?というわけで話としてはアリガチだけど、描いているのが武富智なので、果たして今後、青年誌の快感原則に従って淡々と進むのか、それともライトな読者は置いてけぼりの濃厚な内面描写に走るのか、ちょっと楽しみ。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4796657541?ie=UTF8&tag=hotchpotch-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4796657541「ナイチンゲールの沈黙」と同時期に救命救急センターで発覚した収賄事件。なぜ事件は起きたのか?なぜ今発覚したのか?そして事件は「倫理問題審査会」の介入で混迷の深みへ… というわけで、やや突飛な事象を扱った「ナイチンゲールの沈黙」や「螺鈿迷宮」に比べると「チーム・バチスタの栄光」に近い、大分地に足の着いた内容で安心して読めました。ラストの1日はちょっと演出過多だけど、いつの日か速水先生が本当に「凱旋」してくるといいなぁ。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4167705281?ie=UTF8&tag=hotchpotch-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4167705281大戦の趨勢に影響する極秘文書を託されたプロレーサーが愛車ブガッティ35Bで欧州大陸を駆け抜ける!果たして無事に文書は連合国側に渡るのか?追走するメルセデス軍団との勝負の行方や如何に!?…みたいな話なのだと思っていたら全然違いました。ノリとしては「深夜プラス1」を想像していましたが、どちらかというと「鷲は舞い降りた」かな?史実を下敷きにしている点も含めて。 逆に中途半端にドラマティックな史実に引っ張られて、冒険小説としてはイマイチこじんまりした印象になってしまった感もあるけど…とはいえ、好敵手同士の友情だとか、モナコグランプリだとか、エットーレ・ブガッティが登場したりだとか、嫌がおうにも盛り上がる部分は盛りだくさんなので、そゆのが好きな方は是非。
http://rainbird.fem.jp/50sn/リカさん可愛いなぁ。 特に2巻の風邪ひき三つ編み&パジャマが(でもベッドの下には5キロダンベル常備なので要注意)。大柄な身体と大雑把な性格で微妙に恋を逃し続けるリカさんと、小柄な身体とマメな性格で人気ながらも自分とは正反対なリカに想いを寄せる「ヘタレでメガネでツンデレ」な塚田クンの繰り広げるすれ違い系ラブコメディ。ミョーに現実感のある職場の描写に比べて学園マンガ的な初々しい恋愛感覚のギャップが可笑しくてまた良いのです。 そして波乱の2巻は急展開のまま次巻へ続く!
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相変わらずベタと言ってしまえばベタなお話ばかりなのですが、ベタな話を真正面から描く人がたまには居ないと…ね。そのクセ設定が微妙に細かくてイマイチ伝わりにくいところがあったりするのがアレなのだけど、まあ、それはそれで読み解くタノシミということで。月は港だ
地球という大地から旅立つ時
月から先は危険な大海原なのだあの先に何か…何かあるに違いない
それは大した理由じゃない
大した理由じゃないけれど…「ボクは あの先に行ってみたいんだ」
そうだった
方法も理由もどうでもいいのだ!目的は歩き続ける事だから
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http://www.shubunsha.net/html/paper/p-kentiku/paperkentiku5.html他にも「東京駅」とか 「姫路城」とか でも「日光東照宮陽明門」だけは勘弁ナ!
http://www.amazon.co.jp/gp/product/434480984X?ie=UTF8&tag=hotchpotch-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=434480984Xこのシリーズ、面白いんだけど登場人物がツンツンしてるか腹黒い人ばかりなのがちょっと残念。 そろそろいつもの紺野キタ的やわらかそうなオンナノコが登場しないかしら…
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4757735014?ie=UTF8&tag=hotchpotch-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4757735014コーヒー屋さんで運命の人を「ぼけーっと」待ち続ける話が可笑しかった。
http://www.nytimes.com/2007/04/11/books/11cnd-vonnegut.html?_r=1&oref=slogin「スローターハウス5」や「ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを」も好きだけど、一番好きなのは「猫のゆりかご」かな。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4870317427?ie=UTF8&tag=hotchpotch-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4870317427DVDが出るまでこれで復習。 聞きしに勝る「行儀の良い」コンテでした。すごい。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4757734506?ie=UTF8&tag=hotchpotch-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4757734506ケリーさんの昔話やターシャの里帰りといったショートストーリーを集めた第8巻は特装版の表紙がすごいことに。 なにはさておき、その後のツリ目ちゃんがちょっぴり幸せ風味でなにより。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4840118043?ie=UTF8&tag=hotchpotch-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4840118043この手の巨大建築物系写真集にしては一見ストイックな構図ばかりなんだけど、よくみるとどの写真もそのダムの(ダムとしての)特質をちゃんとフレームに収めていて、なんていうかダム愛に溢れていて良いのですよ。ちなみに今なら生写真付き。:D
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4592178432?ie=UTF8&tag=hotchpotch-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4592178432好きな子を守る為に忍者になる男の子を描いた表題作、ネタ自体は定番中の定番だけど、ガチャガチャしつつも節制が効いたコマ割りのリズム感は、そのままアニメにしても成立しそうなテンポの良さ。その辺りはホントうまいなぁ。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4088772199?ie=UTF8&tag=hotchpotch-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4088772199今回はダニエル先生の過去話が中心。1つのテーマをエピソードの積み重ねで丁寧に描いていく武富節は今回も冴えています。 こんなに面白い話の続きを出さないのは絶対に勿体無いので是非とも続刊希望!
http://www.amazon.co.jp/gp/product/1932563822?ie=UTF8&tag=hotchpotch-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=1932563822Mike Trimのデザイン画を中心に写真も交えながらサンダーバード、Joe 90、UFOなどの各種メカを紹介した画集。眼福眼福。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4152087536?ie=UTF8&tag=hotchpotch-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4152087536
カルネアデスの船板:軌道上の宇宙ステーションで発生した事故によりステーションの一部ごと宇宙へ投げ出された7名+1匹。後半に進むほど物語の重心がヒューマンファクターに偏ってくる為、せっかく前半で強調されていた宇宙の無慈悲さが薄れてしまったようにみえて勿体無い気もしたけど、空気や重力、軌道…と地上とは異なる環境で繰り広げられる密室劇は十分SFしていて面白かったです。
船が難破して海に投げ出されたが、あなたは偶然みつけた1枚の船板につかまることで難を逃れた。そこにもう一人海に投げ出された人間が現れた。二人がつかまれば船板は沈んでしまうだろう。あなたは自分だけで船板を使うことに決め、見殺しにした相手は溺れ死んだ。これは殺人だろうか。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4336047367?ie=UTF8&tag=hotchpotch-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4336047367孤独な少年の元に愛読書の登場人物が訪れてくる「デス博士の島その他の物語(The Island of Doctor Death and Other Stories)」、木星の白斑上空に浮かぶ療養島に隠された謎と非情な出来事を描いた「アイランド博士の死(The Death of Dr. Island)」、ディケンズの小説をモチーフに不死の世界での死を描いた「死の島の博士(The Doctor of Death Island)」の3部作の中で、個人的に一番面白くて、かつ魅力的だったのは、たとえ細部まで見通せたとしても決して触れられない(=交わらない)はずの自分(=読者)と本それぞれの「世界」をいとも簡単に融合させてしまった表題作「デス博士の島その他の物語」。
きみは本を取り上げて、ページをぱらぱらとめくる。けれども読みはしない。「この本、もうあと読みたくないよ。博士はきっと最後に死んでしまうんだもん」この最後のくだりは何度読み返しても素晴らしい。
デス博士は微笑する。「だけど、また本を最初から読みはじめれば、みんな帰ってくるんだよ。きみだってそうなんだ。まだ小さいから理解できないかもしれないが、きみだって同じなんだよ」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/430962197X?ie=UTF8&tag=hotchpotch-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=430962197Xいつもの定食屋でご飯を食べながら読んでいたら笑いを堪えられなくてヘンな人化。 アメリカ現代SFの女王の珠玉の短編集。勿体無いのでちびちび読んでます。「航路」や「ドゥームズデイ・ブック」などで散々やられたクセして、不意に「愛」を持ち出すコニー・ウィリス節には今回も幾度となくやられてしまいました。
たぶん、写真に映らないのは愛情だ。愛は、犬が浮かべることのできる唯一の表情だから特に表題作「最後のウィネベーゴ」は犬を飼ったことのある人なら号泣必至。 決してウェットなお涙頂戴ではないのだけど、淡々としている分だけむしろ感動は深い気が。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4592184025?ie=UTF8&tag=hotchpotch-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4592184025一人また一人と動物憑きの呪いから解かれ、物語は大団円へとラストスパート。夾くん大人になったねぇ…
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4592182170?ie=UTF8&tag=hotchpotch-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4592182170夕べふと思い立って1~2巻を引っ張り出して読み返しながら、そういえばそろそろ3巻が出ている頃じゃないかしら…と今日本屋を覗いてみたらホントに出てましたよ。すごいなオレ。物語は2巻の最後でいきなり登場した謎の女性・伊織さんが引き金になり一気にへたれる京さん。そしてまた一歩大人になる蝶子さん。
「どうして私がこの手で闇を、振り払うことができるようになったと思います」おお。
「…君は強い」
「あなたが、いたからです」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4041459516?ie=UTF8&tag=hotchpotch-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4041459516べ…別に読書好きの宇宙人に影響されたわけじゃないんだからねっ! 麻雀を知らなくても勝負事としての面白さや賭け事の恐ろしさはひしひしと伝わってきてこれが実に面白い。たとえばペアを組んだり積み込むといったイカサマで勝負は安泰かと思いきや、結局最後にモノを言うのは「相手にブラフをかける」とか「欲目を出さない」とか「思い切った勝負に出る」といった基本的な心理戦だったり、はたまた「運」としか言いようの無い部分だったり。これに復讐劇的なエピソードや「戦後の東京」といった魅力的な要素が加わるのだから面白くないわけがない!
http://www.yomupara.com/bookbox.php各版型が隙間無くピッタリ収まるおかげでスペース的にも精神衛生的にも:)スッキリしました。 Amazonもこういうサイズにしてくれたら再利用が楽なのに。