小川一水「老ヴォールの惑星」

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こちらも「フリーランチの時代」と同じく、行動科学あり、ファーストコンタクトあり、ソ○リスあり...と盛りだくさんの短編集。異種間コミュニケーションに関してはどれも「互いに言葉が通じすぎる」感が強すぎる気がしないでもないけど...そのおかげで気楽に読めると思えば、これはこれで。

老ヴォールの惑星 (次世代型作家のリアル・フィクション ハヤカワ文庫 JA (809))

印象に残ったのが表題作の「老ヴォールの惑星」。地球とは全く異なるタイプの星で、種の滅亡を悟った生物がいかにして危機を乗り切るか...という思考実験の面白さもさることながら、彼らと彼らの住む世界の描写が実に美しくて、これぞSF!

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このページは、hibikiが2008年11月24日 00:09に書いたブログ記事です。

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