Aerobatics Japan Grand Prix
今年はJurgis KayrisもPeter Besenyeiも出ないので寂しくなるかと思っていましたが、繊細さと芯の太さを併せ持つSvetlana Kapanina、スピード感と力強さにあふれるCastor Fantoba、そしてRenaud Ecalleの流麗かつダイナミックな演技に釘付けでした。特にEcalle選手は、流れるようでありながらキレがあって、どことなくPeter Besenyeiを彷彿とさせる飛び方でした。
残念ながらツインリンクもてぎでの開催は今年で休止ですが、来年以降も日本のどこかで大会が開催されることを切に願います。そんなこともあって今年は各選手とも観客を楽しませることに余念がなく、通年なら2回程度の演技終了後のローパスも3回、4回が当たり前、Fantoba選手に至ってはローパスの際にコブラまで決めるサービスっぷり。嬉しかったけど、逆に「今年で最後」ってのを意識させられて、ちょっと寂しかったかも。
というわけで毎度おなじみ大会終了後のフライトガーデンウォークでは、今年一番印象に残ったEcalle選手のサインをいただいたんですが、彼はサインの横に必ずアレスティ記号(演技の手順を記したサイン)を書き添えるらしく、しかも渡す相手によって異なるアレスティ記号を書いているのを見て、ちょっと感動しました。ちなみに私のに書き添えられているのはスピン上昇を伴うハンマーヘッド(垂直上昇後、一端空中で静止して失速反転)。