"Bourne Ultimatum"
若干ネタバレ風味なので別ページに。
マット・デイモンの超人っぷりとポール・グリーングラスのカメラワーク好きとしては面白くないわけがないのだけど、でも今回はちょっとわかりやすすぎる(親切すぎる、ベタな)演出が多すぎた気がしてちょっと残念。特に最後のニュースのセリフとかニッキーの笑顔とか。でも一番ダサかったのは恒例のエンドロールのアニメーション。何よ「GPS 23nm」って。(涙)
とはいえ、本筋は国家の陰謀ではなくあくまでボーン君自信、という基本を忘れずに最後まで突っ走っているので、たとえばトレッドストーン計画とそれに付随する作戦の根幹に近い人ほど印象が薄くて(素敵なおじさま・ヴォーゼンにはもっと小悪党っぷりを発揮して欲しかった)、逆にボーン君を狙う暗殺者とか現場の人間ほど存在感が強かったりするのが、いかにもこのシリーズっぽく「地味に派手」で良かったですよ。