まさに間一髪

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というわけで一泊して帰京後、いつもお世話になっている自転車屋さんで早速リアディレイラーを診てもらったんですが、「とりあえず疑わしい部分を後ろから順にチェックしていきましょう」というわけでエンドの歪みは問題なし、スプロケットの緩みも問題なし、ディレイラーも問題なし。残るはインナーケーブルぐらいですが、昨日も序盤は特に異常が起きていなかったので、まさか…と思っていたところ「これは多分…ああ、やっぱり」アウターをずらしてシフトレバー付近のケーブルをチェックしていた店長が指差した付近のケーブルは、撚られたワイヤー同士の間に微妙な隙間が。「切れかかってますね。」

更にシフトレバー基部を露出させてケーブルのタイコを引きずり出すと…

なんとワイヤーは残り2本を残して断線。チェックの際にも何本か切れたはずなので、ゴール時にはまだもう何本か生きていたはずですが、恐らく柳沢峠を上っている最中に切れ始めたワイヤが「切れる→ワイヤの本数が減る→テンションが高くなり更に切れる→ワイヤの本数が更に減る」の繰り返しに陥り、柳沢を下った時点でついに正常な動作を保つだけのテンションを維持できなくなってしまった…といったところではないのでしょうか。ちなみにシフトケーブルを「巻き取る」この部分は最も断線しやすい部分ではあるらしいのですが「プロが毎日数時間以上、それも1年ぐらい乗り続けて切れた、ってケースなら知ってるけど…」。

店長には「マメにシフトチェンジしている証拠だから、それだけロードの乗り方に慣れてきたんじゃないですか」なんて言われましたが、これがもし走行中に全部切れていたら、リアはトップのみで、フロントのインナー/アウターしか切り替えられない究極の2段変速で残りを走らなくてはならなかったわけで、恐らくその時点で確実にリタイアしていました。なによりも踏み込んでいる最中にギアが落ちたら危険ですし…想像しただけで背筋にイヤな汗が。

というわけで結論。点検はマメに。

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このページは、hibikiが2007年10月 8日 23:09に書いたブログ記事です。

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