海堂尊「ジェネラル・ルージュの凱旋」宝島社
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4796657541?ie=UTF8&tag=hotchpotch-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4796657541「ナイチンゲールの沈黙」と同時期に救命救急センターで発覚した収賄事件。なぜ事件は起きたのか?なぜ今発覚したのか?そして事件は「倫理問題審査会」の介入で混迷の深みへ… というわけで、やや突飛な事象を扱った「ナイチンゲールの沈黙」や「螺鈿迷宮」に比べると「チーム・バチスタの栄光」に近い、大分地に足の着いた内容で安心して読めました。ラストの1日はちょっと演出過多だけど、いつの日か速水先生が本当に「凱旋」してくるといいなぁ。